浪人母娘、海原を行く

浪人中の娘と就職浪人中の母の、ちょっぴり切ないダイアリー

もう少しあせってクダサイ

まだまだだと思っていたけれど、結構近い。

二次試験。

 

本人は、いつもののんびりムード全開で今日もお昼を迎えようとしている。

雪降るかな~~、なんてのん気な発言連発で。

 

合格最低点を見ながら、ナミコの点数を改めて計算してみた。

二次試験の出来がやはり左右するわけで、センターだけではなんとも言えないけれど、不安だな。

あの志願者数。

なにアレ。

 

昨日も朝、私はナミコに怒りそうになる場面があった。

こらえて言葉を飲み込み、仕事に行ったけれど。

もっと必死になれ!!!

と、思う。

 

真剣さが、まったく感じられないのね。

なんでだろう。

がけっぷちにいるのよ。

なんでよ??

みんな必死なのに、なんでそんなにのん気なの。

 

いつも穏やかな海吉でさえ、木曜日だったか、怒りを爆発させかける瞬間があった。

「なにやってるんだよっ。  しっかりしろ」

と、言ったっきり、自分の部屋に入って、一人で怒りを鎮めていた海吉は、ほんと、大人だなと思う。

年下なのに。

涙が出る(´;ω;`)ウッ…

 

海吉に、ナミコ発生源のストレスが溜まっていないか心配で、しばらくしてから部屋をのぞいたら、難しい顔をして机に向かっていて一瞬あせったけれど、海吉は怒りを引きずっていたのではなく、数学の難問と格闘している最中だった。

「ごめんねえ、ナミコがいつも心配かけて・・」

と言いかけたら

「ナミちゃん、も少し焦らないとねえ。自分の現状わかってないよねえ・・」

とフッと笑って、すぐに難しい顔に戻った海吉。

優秀な人間とそうでない人間の差は、気持ちの切り替えの早さの違いだと、つくづく思った。

 

 

先週の初めごろに、アメリカで活躍されている日本人スーパードクターをテレビで見た。

心臓と肺がご専門の外科医の先生。

技術はもちろん、お人柄が素晴らしくて、私がじっと画面に見入っていたら、もっと食い入るように見ている人が。

海吉だ。

医学の道を志している海吉。

こんな立派な先生は雲の上の方でしょうけれど、

少しでも先生に近づけるよう、

そして、病に苦しむ人たちを一人でも多く救ってさしあげられるよう、

学力知力と共に、人間性もますます磨いていってね

と、思いながら、海吉を見つめていた・・・。