浪人母娘、海原を行く

卒浪人、卒浪人母 新しい春を迎えております

セッパツマッタ浪人の母

浪人生は、いつもガケっぷちにいる気持ちで一年を過ごしてきたと思う。

その親は、もっとそうだ。

いつも、背後に崖がある気持ちでいた一年。

ふらついたら真下は谷底、しっかりと地に足をつけていないと、大変なことになる。

 

だから疲れたんだな。

後がないって疲れるな。

そりゃあ、二年でも三年でも、浪人することはできるわけだし、別に悪いことしているわけではないのだから、堂々と生きていればいいんだけれど。

トライのコマーシャルで、おじいさんとハイジが森を歩きながら

「ワシも受験生なんじゃ」

「え?そうなの?」

「うん。52浪しとるんじゃ」

という会話をするシーンがあって、大笑いさせてもらったけれど、

現実は、一浪でも肩身が狭いものよね。

18歳と言えばもう大人。

働こうと思えばバリバリ働ける体力とそれなりの知力がある訳だし。

世の中には中学、高校を出てすぐに社会や家族のために働く素晴らしい人たちがたくさんおられるのに、ある意味、運命にわがまま言って一年自分のためだけに生きさせてもらっているのだから。

当然何ロウもさせてもらえるものではない。

死ぬ気で人より一年長く努力したのに合格できなかったのなら、それは大学進学自体が向いていなかったということだし、適性も努力する意思も薄いのに二回も三回もトライするものではないのだ。

浪人生が切羽詰まるのは当たり前。

切羽詰まらないとならないのだ。

だから・・・運命共同体の親も、必然的にそうなるわけだね。

切羽詰まる。

しんどい。

それが日常の一年だったな・・。

 

微妙な判定を受けたセンター試験。

A判定が出たわけじゃないのに、果たして志願してよいのか??

ますますつまるわあ、セッパ!

思えば人生でこの言葉を、こんなにたびたび使ったことなかったな。

もう今回限りにしたいわ、ほんと。

でないと身がもたない。

 

海吉にまたナミコが 聞いている。

「この判定でさあ、第一志望に挑戦して良いと思う?」

海吉、また困った顔をナミコに向ける・・

『だから、言ったじゃないか。あんな時間の使い方じゃだめだって! こんな微妙な判定を受けないよう、お前、もっと真剣にやれただろ?』

そんな言葉を飲み込んでいるのがわかる。

海ちゃん、母も全く同じ気持ちだよ・・・(´;ω;`)ウッ…

 

さて、どうする?

どの学校に願書を出す??

挑戦するか、安全を選ぶか。

タイムリミットが一刻一刻近づいてきているよ。

ほんと、あ~~、心臓にわるっ。

今から、血圧測ろう(苦笑)